夏インターン選考が一段落し、いよいよ秋冬インターン選考や早い企業では本選考が本格化してきています。
この記事は「夏インターン選考などをまだ経験できていないけれど、これから就活を始める際に何をしたらいいかわからない人」に向けたものとなっています。
まだ就活を経験していなくても焦る必要はありません。
まずはこの記事で説明する就活の全体スケジュールを確認し、今あなたが取るべき行動のアドバイスができればと思います。
就活基本用語チェック
本題に入る前に、就活において頻繁に出てくる特有の“就活用語”を確認します。
用語の意味+選考に向けてのポイントまで紹介しているので、既知の単語でも要チェックです。
ES(エントリーシート)
学生が企業に提出する応募書類の1つです。
データでの提出が主流ではあるものの、企業によっては手書きであったり、動画での提出の場合もあります。
<ポイント>
・インターンや本選考問わず、ほとんどの企業でESの提出が求められる。
・重要度が高いからこそ自分だけで完結するのではなく、周囲の人を頼って客観的に添削をしてもらうのがおすすめ。
GD(グループディスカッション)
ESや面接と同様に企業から課される選考の1つです。
提示されるお題に対して、複数人で議論し意見をまとめていく過程が評価されます。
グループワーク形式の選考であるため、面接では見られないチームでの動きが重要視されることが特徴です。
<ポイント>
・役割や進行方向がある程度決まっている
・与えられるお題には傾向があり、異なる企業で同じお題が提示されるケースも。
➡練習会などで繰り返し練習すると通過率が上がる。
自己分析
自身のこれまでの経験や思考を整理し、自分の能力や性格・強み弱み・将来ありたい姿などを理解することです。
<ポイント>
・自己分析に明確な終わりはないため、深みにはまらないよう注意。
・客観的な視点を入れることで新たな気づきが。
ガクチカ
「学生時代に力を入れたこと」の略です。
ESや面接で最も多く聞かれる質問であり、重要度も高いのが特徴です。
<ポイント>
・取り組みの内容よりもその過程が見られる。
・頻出なだけに200~400字で作成しておくと使いまわししやすい。
WEBテスト、テストセンター
どちらも企業から課される筆記試験のことです。
WEBテスト:筆記試験をインターネット上で行う
テストセンター:筆記試験を所定の会場で行う
<ポイント>
・WEBテストには企業が採用する方式によっていくつか種類がある。(玉手箱やSPI)
・種類ごとに試験対策が異なる。
インターンシップ
就業体験(学生が実際の業務を体験する)のことです。
一般的には、1~3日が短期、3日以上が中期、1ヶ月以上が長期インターンと呼ばれます。
<ポイント>
・インターン参加までには選考があるものとないものがある。
・企業によってはインターン参加者を本選考で優遇するケースも。
就活の全体像を知ろう
ここからが本題です。
一般的な就活の全体像をここで紹介しますが、スケジュールは志望業界や企業群で異なります。ですので、あくまで内定獲得までの全体感をイメージしてもらうのがここでの目的です。
就活スケジュール
・8~10月:夏インターン選考、外資系企業やメガベンチャーの早期選考
・11~2月:冬インターン選考、メガベンチャー本選考、インターン経由の大手企業早期選考
・3~5月:情報解禁(エントリー開始)、大手企業本選考本格化
・6月~:全企業の本選考、大手企業の二次募集開始
<ポイント>
・大手企業であっても年内から年明けの3月までに早期選考が行われる。
→通年採用の企業もあるため、早めに興味のある企業のマイページを作成しておくと便利。
・大手企業ではインターン経由の選考が非常に多いため、必ず興味のある企業にはESを提出しておくこと。
・近年は就活の早期化が顕著である、上記スケジュールよりも前倒しになりつつある。
→以前よりも早くから就活に向けて動き出す必要がある。
就活の全体感を捉えつつ、どの時期に何をすべきかを知ることが大切です。
今すぐ就活を始めるメリット
先述の通り、就活は早期化が進んでいます。
そのため早くから動き出すことが理想なのですが、早くに就活を始めるメリットとして以下の3点が挙げられます。
思い立ったが吉日、この記事を見た今この瞬間から就活を意識してみませんか?
インターン・本選考参加までの選考フロー
ここまで就活をすぐに始める重要性について言及してきました。
読んでいる方の中には今から行動に移そう!と思ってくれた方もいるのではないでしょうか。
よってここでは、インターン参加や内定までの選考フローを簡単に紹介します。
選考フローを把握した上で今後の就活に臨むと良いでしょう。
<インターン・本選考の一般的な選考フロー>
①ES提出(概ねガクチカや志望動機が設問)
②筆記試験(内容は中学レベルだが、人気企業だと通過ボーダーラインも高いため対策は必須)
③面接(複数回行うケースが多い。自身の経験や価値観を言語化する練習が必要。)
就活の最初にやるべき〇〇
とは言え、就活始めるといっても何から手を付ければいいかわからない方も多いはず。
そこで、先輩内定者も一番最初にやればよかったと後悔している〇〇をお教えします。
それは、、「ガクチカのESを書いてみる」です。
ES執筆への挑戦をおすすめする理由は2つ。
①ESは全ての選考の第一段階であるから
②自己理解のきっかけにもなるから
それぞれ詳しく説明します。
ESは全ての選考の第一段階であるから
先程の選考フローを見ても分かる通り、ES提出は全ての選考の第一段階に当たります。
裏を返せば、ESが通過しないと内定を取ることも、インターンに参加することもできないということです。
選考対策に優先順位をつけるとするならば、ESは最優先事項。そのため就活を始めてすぐにESをまず書いてみることは内定にも直結するものなのです。
自己理解のきっかけにもなるから
加えて、自己理解にも繋がるのがESです。
最初から全ての設問に答えられる人は少ないと思います。答えられなかった設問で求めらていることを考える過程で、自分の経験や価値観を理解しようとするので、同時並行で自己分析もすることができます。
そのためESを書けば、ESと自己分析を一石二鳥で対策することが可能なのです。
さいごに
ESの詳しい書き方については次週公開します。
そこでESの基本的な構造やテンプレートを紹介するので、ぜひご覧ください。
筆者も就活中は思い悩むことが多かったです。
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