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この記事はグループディスカッション(GD)に初めて挑む就活生に向けたものです。
グループディスカッションは1度に複数の就活生を選考することができるメリットから、多くの企業が取り入れています。
今回は人事が見ているポイントやその攻略法を解説していきます。
グループディスカッションとは?
グループディスカッションとは、与えられたテーマについて複数人でディスカッション(討論)する選考方式です。
1グループの平均人数は2名~5名が割合として多く、最大でも10人以内で行います。
所要時間は議論に30分前後、発表に1分が主流となっています。
参照:https://job.rikunabi.com/contents/interview/4556/
ディスカッションするお題は毎回選考官の方から課されます。その例としては「どうしたらコンビニの売り上げが1.5倍になるか」といった課題解決型のものから、「人はなぜ働くのか」といった極めて抽象度の高いものまで多岐に渡ります。
人事が見ているポイント
では、グループディスカッションで人事の方はどこを見ているのでしょうか?
グループディスカッションは①選考の最初のフェーズ(足切り)で行われるタイプと、②内定に近い最終フェーズに行われるタイプの2パターンがあります。
今回見ているみなさんは前者の対策をしようとしている方が多いと思います。
最初のフェーズに行われるタイプは基本的な項目が見られており、
・積極的な姿勢(進んで発言しているか、主体性を持っているか)
・協調性・コミュニケーション力(他人の意見を聞き入れているか、初対面の相手と会話ができているか)
・論理性(発言に理由・裏付けがあるか、要点を説明できるか)
・発想力(オリジナルな視点があるか、固定観念にとらわれていないか)
などの評価ポイントがあります。
そこであなたの心に刻んで欲しい心構えを教えます。
それは、グループのメンバー全員で受かるというマインドです。
グループディスカッションはあなた個人の能力や知識だけを見ているわけではありません。
見ているのはあなたのグループ内での立ち位置です。なので他の就活生を敵だという思い込みや、他人の発言を遮るなどの行為は避けましょう。
グループディスカッションの種類
グループディスカッションは大きく4パターンに分かれます。
自由討論型
テーマ例)会社の存在価値とは何か?、幸せの定義とは?など
正解のないお題について話し合うタイプです。答えよりプロセスが重視されます。
ディベート型
テーマ例)大学に行くべきかどうか?、資本主義と社会主義どちらが幸せか?など
これは2つのグループに分かれて討論するタイプです。白熱しますが感情的にならないようにしましょう。
選択肢型
テーマ例)無人島に持っていくなら「ナイフ」か「本」どちらか?、朝食は「和食」か「洋食」か?など
2つ以上の選択肢を与えられ、「グループとしてどちらを取りますか?」というタイプです。
課題解決型
テーマ例)コンビニの売り上げを1.5倍にする方法、ブラック企業をなくすための施策など
文字通り何か課題を与えられ、それを解決する施策を考えるタイプです。
【流れ別】グループディスカッション攻略の4つのコツ
その1:アイスブレイクを攻略せよ
グループディスカッションは始まる前から勝負が始まっています。開始時間までグループ内の他のメンバーと会話しておきましょう。ここで周囲と打ち解けておくことでディスカッションの進めやすさが大きく変わります。
その2:役割分担をせよ
グループディスカッションでは主に司会、タイムキーパー、書記の役割が存在します。ディスカッションの質の向上のためにも最初に必ず役割分担しておきましょう。ただここで勘違いして欲しくないのは役割がないと不利になるという訳ではありません。むしろメンバーこそ主役です。役割がなくとも積極的に発言して活発な議論にしましょう。
その3:定義づけをせよ
例えばテーマが先ほどの「コンビニの売り上げを1.5倍にする方法」だとしましょう。そこで議論の最初に「どこのコンビニなのか(大学周辺、工場の横など)」などの前提条件の確認や、「売り上げが伸びない理由(内部要因・外部要因)は何か」など課題を制限することが重要です。こうして解像度を上げることで話が具体的になります。
その4:時間配分を怠ることなかれ
時間配分は最初に必ず設定しておきましょう。よくありがちなのが、「アイデアをまとめられずに制限時間内に結論を出せなくなる」ケースです。せっかくアイデアがたくさん出ても、発表が尻すぼみになるのは勿体ないですよね。最低でも「定義づけ」「ブレスト(意見の出し合い)」「意見の整理」「結論出し」の4つは分けて時間管理しましょう。
まとめ
・グループディスカッションは「全員で受かる」つもりで挑む
・見ているのはグループ内でのあなたの立ち位置
・種類は大きく分けて4つパターンに分類される
・定義づけ、時間配分は特に大事にしよう