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選考を突破する志望動機にはいくつか共通するポイントがあります。今回はインターンの志望動機に特化して、書き方や押さえておくべきポイントをご紹介します!
はじめに
インターンシップに参加したいものの、どうやって志望動機を書けば良いか分からず、悩んでいる方もいることでしょう。
そこで今回はインターンシップに受かる志望動機の書き方を解説します。企業が志望動機を確認する理由や例文も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
インターンシップとは
インターンシップとは「就業体験」のことです。学生たちが気になる企業で実際に働き、職場や従業員の雰囲気を知ったり、社会への理解を深めたりすることができます。
インターンシップでは実際に職場で勤務し、報酬が発生するケースもあることから、アルバイトと同じように思っている人もいるかもしれません。しかし、インターンシップとアルバイトとでは目的が異なります。
アルバイトはお金を稼ぐことを目的とした労働です。
一方で、インターンシップはお金をもらうための労働ではありません。興味のある職種や業界の理解、企業研究や自己分析につなげるといったことを目的とするものです。インターンシップを通して、就活に役立つスキルを得ることもできます。
企業が志望動機を聞く2つの理由
インターンシップに応募する際、企業から志望動機を聞かれます。担当者に刺さる志望動機を作成するには、企業が志望動機の何をチェックしているのかを、理解しておかなければなりません。
そこでここでは、企業が志望動機を聞く理由を2つ紹介します。以下の内容を頭に入れながら志望動機を書くことで、インターンシップに受かる確率が高まりますよ。ぜひ参考にしてみてください。
志望度の高さを知りたい
インターンシップを実施する企業は、学生たちの志望動機から志望度の高さを確認しています。インターンシップ導入には多額の費用がかかります。そのため、企業側としてはなんとなく参加している学生よりも、熱意のある学生に参加してもらいたいと思っているのです。
志望動機を書く際は、企業に志望度の高さが伝わる内容を意識するのがポイントです。書き方については、後述する「【例文付き】志望動機の構成」にて詳しく解説します。
目的意識があるか
企業側は、志望動機から目的意識があるかどうかも確認しています。たとえば、「将来に役立つスキルを身につけたい」「興味のある職場で働いてみたい」といったどの企業に対しても通用しそうな目的は、あまり評価されません。
したがって、志望動機にはざっくりとした理由ではなく、具体的な理由を盛り込むようにしましょう。将来の目標や成し遂げたいことを軸に、志望動機を作成すると良いです。それをはっきりさせるためにも、志望動機を書く前に自己分析を行いましょう。
【例文付き】志望動機の構成
つづいて、志望動機を書くポイントや構成を紹介します。志望動機を書く際の注意点、インターンシップに応募した理由や動機の書き方を詳しく解説します。
さらに、食品メーカーのインターンへの志望動機の例文も紹介するので、以下を参考にしつつ担当者に刺さる素敵な志望動機を作成してくださいね。
志望動機を書く際の注意点やポイントとは?
志望動機を書く前に、企業側がどのような人材を求めているかを調べておく必要があります。企業側が欲しい人物像に自分が当てはまることをアピールすれば、採用担当者を惹きつける志望動機に仕上がるでしょう。
また、いきなり志望動機を作成し始めないのもポイントです。まずは自己分析や企業研究をしっかりと行いましょう。企業分析の際は、求人サイトやホームページのほか、企業が運営しているX(Twitter)やFacebookといったSNSもチェックしてみてください。
実際に志望動機を書く際は、コピーアンドペーストをしないように注意しましょう。たとえば、以下で例文を紹介しますが、例文をそのままコピペして志望動機を作成し、企業側にそれが発覚すれば、インターンに参加することができなくなります。
では、志望動機の構成について見ていきましょう。
インターンに応募した理由
志望動機には、インターンに応募した理由を盛り込みましょう。たとえば、インターンシップ先としてその企業を選んだ理由や、企業の強みなどを志望動機に記載することで、志望度の高い学生だと認識してもらえます。
また、他の学生の志望動機とは異なる内容を盛り込むのもポイントです。インターンに参加する理由と今までの経験や将来の夢を結び付けると良いでしょう。
【例文】
貴社では体にやさしい無添加・無農薬の素材で作られた食品を提供しています。おいしいだけでなく、消費者の健康を考えて作られた貴社の商品のファンであることから、貴社のインターンシップへの参加を希望します。
【例文】貴社では食品ロスへの取り組みに力を入れていることから、貴社のインターンシップへの参加を希望します。なぜなら、私は大学で発展途上国の貧困や飢餓についての問題を学び、将来は食品ロスの削減に貢献したいと考えていたからです。
動機
インターンのプログラムの内容をチェックし、どのようなことを学びたいか、どんなスキルを身につけたいかを記載します。たとえば、「営業スキルを身につけたい」「マーケティングを学びたい」「英語のビジネススキルを養いたい」などです。
インターンで経験できる内容に、強い関心を示すのがポイントです。また、業務に対する熱意が伝わるように書けば、プラスの評価につながるでしょう。
【例文】
貴社の営業インターンシップへの参加を通して、営業のスキルを身につけたいと考えています。また、貴社のインターンシップでは、商品のすべての製造工程に参加できるのが、非常に興味深いです。社員の皆様方と同じ業務に携われるのも、魅力的だと思いました。
企業で何を取り組みたいか
企業のインターンに参加した際、何を取り組みたいかについても志望動機に書きましょう。インターンのプログラムを確認して取り組みたい仕事内容を書いたり、将来実現したいことなどを記載したりすると良いでしょう。
【例文】
私は、大学やアメリカ留学で英語を学んできたことから、グローバルに活躍できる人材になりたいと思っています。そのため、貴社のインターンシップのプログラムに含まれる、海外の仕入れ業者からの英語での問い合わせ対応業務に関心を持ちました。これまで培ってきた英語力を活かして業務に取り組み、英語のビジネススキルの基礎を身につけたいと考えています。
インターンへの意気込み
インターンへの意気込みも忘れずに書きましましょう。インターンへの参加目的を明確に記載することで、採用担当者にあなたのやる気が伝わります。また、希望する業務に必要なスキルを知って学びたい、精力的に取り組んでさまざまな知識を吸収したい、といった内容を書くことで、意気込みが伝わる志望動機になるでしょう。
【例文】
貴社の提供する独自のインスタント食品の存在を知り、衝撃を受けました。また、将来は貴社が提供しているような、今までにない新たな商品を生み出したい夢があります。貴社のマーケティングのインターンシップを通して、マーケティングや商品企画についての理解を深めたいと考えています。
まとめ
インターンシップとは、興味のある企業で働くことを通して、企業の雰囲気を知ったり、社会への理解を深めたりすることができる就業体験のことです。
企業は参加を希望する学生たちの志望動機を確認し、志望度の高さや目的意識をチェックしています。
そのため、志望動機を書く際は、採用担当者にあなたの志望度の高さや、インターンに参加する目的がしっかり伝わるような内容を考えましょう。
前述したとおり、その企業を選んだ理由や、プログラムの内容に強い関心を示す内容を盛り込むことで、担当者の期待度を高める志望動機を目指せます。例文を参考にしながら、魅力的な志望動機を書きましょう。