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自己PRの書き方にはある程度の決まりがあります。
自己PRはエントリーシート・面接両方でよく聞かれる内容であり、最重要項目の1つです。
今回紹介する書き方を意識しておくだけで内定への道がぐっと近づきます。
自己PRを聞かれる理由
企業が自己PRを聞いてくる最も大きな理由としては「あなたはどんな人間か?」を知りたいためです。また自己PRはよく志望動機と混同されがちです。
どちらも先ほど先述した「どんな人間か?」を問うための質問ですが、自己PRは「能力・性格(何ができるか)」を主に見ており、どちらかというと過去にベクトルが向いています。
対して志望動機は「志向(何をやりたいか)」を見ており、未来にベクトルが向いているという評価ポイントの違いがあります。
参照記事:https://job.rikunabi.com/contents/howto/9719/
立派なエピソードは必要ない!
自己PRというと輝かしい経験や成果などをアピールすることを想像する方もいるかもしれません。
しかし人事の方が見ているのはエピソードの華やかさではなく、そのエピソードにあなたの人柄が表れているかどうかです。
また、新卒採用はキャリア採用と大きく異なる点として「ポテンシャル採用」と言われています。キャリア採用では過去に上げた実績・経験した仕事内容など過去の内容を問われます。
それに対し新卒採用はポテンシャル(潜在能力や人柄)を見ています。
「サークル長でした」「バイトリーダーでした」と過去の経験だけ語るのではなく、そのエピソードを通してあなたの性格や能力を伝えられるように意識しましょう。
フレームワークの紹介
フレームワークとは話の枠組みのことです。この書き方が必ずの正解というわけではありませんが、フレームに沿って書くことで読み手の理解は早まります。ESにおいて一番大事なのは読みやすさです。
今回紹介するフレームワークに沿って書くことで、読み手の理解コストを下げましょう。
私の強みは〇〇です。
〇〇の部分はできるだけ具体化しましょう。
「協調性」「リーダーシップ」「責任感」といった単語は抽象的であり、読み手によって解釈がぶれてしまいます。
その強みを発揮したのは△△という経験です。
ここには適切に数字を組み込み、分かりやすくすることを意識しましょう。
そこでは▢▢という課題がありました。
その課題がどんな悪影響を及ぼしており、どれくらい改善の必要性があったのかを述べましょう。
その課題を解決するために☆☆という行動を取りました。
なぜその行動をとったのか。冒頭に書いた〇〇という強みをどう発揮してどのように行動したのかを分かりやすく書きましょう。
☆☆という行動の結果、◇◇という成果を得られました。
ここにも極力数字を盛り込み、課題がどれくらい改善されたのかを説明しましょう。
この強みを生かして、貴社で▽▽というように貢献したいです。
○○という経験を活かして、具体的にどう貢献したいかアピールしましょう。
フレームワークに沿った例文
ここで紹介するのはあくまで1例です。今回は400文字を想定しています。
①私の強みは目標に対して愚直に粘り強く努力できる点です。
②その強みを発揮したのは大学3年の4月から取り組んでいるインターネット広告代理店での長期インターンです。2か月間の研修後、私は自社のリスティング広告アカウントの運用を任されました。
③ただ研修期間に広告の基礎知識を会得していたとはいえ、運用経験が無かった私には配信結果を見てもどこを改善すればいいのか分からず非常に戸惑いました。
④専門知識が不足していることを痛感した私は、リスティング広告の勉強に人一倍励みました。具体的には書籍を購読したり、毎月セミナーに参加しました。また広告管理画面を頻繁に確認し、各数値の異常値を発見することでそれを改善する施策を上司にどんどん提案していきました。
⑤するとその意欲的な姿勢が認められ、入社4か月で実際のお客様の広告アカウントの運用も任せて頂けました。
⑥この愚直さを武器に日々自己研鑽に励み、貴社のビジネスに貢献したいです。