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「面接で話す内容はエントリーシート(ES)と同じでいいのかな?」初めての面接だと何を話したらいいのか分かりませんよね。
また、話す内容が途中で尽きてしまう心配をしている方もいるんじゃないでしょうか。今回はそんな方へ向けた記事です。
面接で話す内容はエントリーシート(ES)と同じでいいの?
面接で話す内容は基本的にエントリーシート(ES)と同じ内容でOKです。
その理由は2つあります。
エントリーシート(ES)は面接のための事前資料
エントリーシート(ES)はその役割が「面接のための事前資料」。つまり、言い換えると「話を早く進めるための手段」に過ぎません。
例えば、よくある質問として「卒論のテーマは何ですか?」というものがあります。
そのやりとりの例として
面接官:「卒論のテーマは何ですか?」
学生:「はい。株主総会が不存在となる事例について研究しています。」
面接官:「なるほど。ではなぜそのテーマにしようと思ったのですか?」
というやりとりでもエントリーシート(ES)で事前に情報共有していれば
面接官:「卒論では株主総会が不存在となる事例について調べているのですね。なぜそのテーマにしたのですか?」
学生:「はい。私はゼミで…」
と、一段階短縮できます。
一次面接だとだいたい時間は30分~1時間と限られているので、面接官も効率よく進めたいと考えています。エントリーシート(ES)は「話を早く進める道具」に過ぎないのです。
面接ではエントリーシート(ES)との整合性を見られる
面接はエントリーシート(ES)に書かれた内容に沿って進むことがほとんどです。そして、面接官はエントリーシート(ES)に書かれたことと、話している内容が一致しているかを確認しています。
なので、面接では基本的にエントリーシート(ES)に書いた内容に沿って話しましょう。ただし、丸暗記やただの音読はNGです。それではあなたを面接に呼んだ意味がありません。
では、どのように話せばいいかというと、話すエピソードは同じでも、文字では伝えきれない微妙なニュアンスを伝えることを意識しましょう。
例えば、志望動機でOBOG訪問に訪れた経験を書いたならば、面接の際はエントリーシート(ES)で書ききれなかった「心に響いた社員さんの言葉」や「その時感じた想い」などをエモーショナルに伝えましょう。
話すことが尽きないか心配…
よくある質問で、「面接で話すことがなくなりそうですがどうすればいいですか?」という声が寄せられます。
これに対する回答としては、「話すべき量の10倍を用意しましょう」です。
面接での質問1つに対する回答時間は「30秒程度」が望ましいと言われています。もしあなたが質問に対する回答を事前に用意しておくにしても、30秒分だけしか用意していないと、内容を一部でも忘れてしまった場合。詰みます。
また、面接官はあなたのその回答に対してさらに深堀りをしてきます。もし最初の30秒分しか用意してないと、この深堀り質問に対応できず、気まずい沈黙が訪れます。
「30秒の受け答え」に対しては、バッファ(余裕)として「5分程度は話せる量」を用意しておきましょう。つまり話すべき量の10倍を用意し、ベースを固めましょう。そして当日は9割を捨てて1割を残すのです。
そうすれば、面接官に突っ込まれたり、深堀りされても、引き出しの中にはまだ使ってない9割が残ってるので対応できます。また、いくらでも話せる内容があることで、緊張せずに堂々と振舞えます。
参考|受かる面接、落ちる面接|兵頭秀一
では、どのように話す内容を膨らませばいいかというと、例えば必ず聞かれる質問として「学生時代に頑張ったことは何ですか?」があります。
これに対してはあらかじめエントリーシート(ES)で書いたベースの内容に加え、「なぜ、それを頑張ったのか」「そこからどういった学びが得られたのか」「辛かったことはなにか」「どうして途中で辞めなかったのか」など、想定される突っ込みに対して一問一答で回答を用意しておきましょう。そうすれば自然と話を膨らませることができます。
エントリーシート(ES)のマイナス印象を覆そう!
先ほど述べた通り面接では、エントリーシート(ES)に書かれた内容に沿って進むことがほとんどです。
なので、面接を始める前からあなたの印象はだいたい決まっています。面接は、面接官にとっては「評価を確認する場」なのです。
面接官は、書類に書いてある資格、学校歴、TOEICスキルなどから、ネガティブな誤解を持っている方もいます。例えば資格欄を見て、TOEICスコアがないと「英語が嫌いなのかな」「何でこれまで受けなかったんだろう」と疑問を抱く方もいます。
あなたは面接本番においてそのネガティブな印象を覆す必要があります。そのためにはまず現状を客観視することです。「ESから推測できるウィークポイント」をまずは把握しましょう。
そして、その弱点を払しょくさせる切り替えしトークを用意しておく必要があります。
例えばさっきのTOEICスコアの例でいくと、「なぜスコアがないのか」「どうしてこれまで取ってこなかったのか」といった質問が想定されます。これに対してTOEICスコアを持っていない理由を用意してきましょう。そして、入社までに取ろうと思っていることをアピールしましょう。
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