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人がオススメする会社を選んでも、自分にとってはブラック企業な場合もあるかと思います。
そこで、良い会社だと判断する軸をリクルートグループが調査した結果をもとに紹介したいと思います。
「自己分析」が大事だと言われる理由は、面接で自分を紹介するためではなく、自分がどんな人間かを把握した上で、自分にとって最高の企業を選ぶためです。
そのため、人気企業ランキングやホワイト企業ランキングで選ぶと、確かに働く環境は整っているかもしれませんが、会社の雰囲気と自分の価値観を無視してるので、自分にピッタリの企業ではないかもしれません。
そこで今回は、自分と企業がマッチしているかを、リクルートグループが行った大規模調査で分かった5つのチェック項目を紹介したいと思います。
参考:自分に合った会社選び 企業風土と「ずれ」がないか確認
考慮すべき企業風土と個人の価値観
リクルートグループは新卒入社3年以内に辞めてしまった人に、どこが会社と合わなかったのか、大掛かりな調査をしたそうです。
その結果「自分と合わずに辞めてしまう」のは、以下の5つであったそうです。
①周囲との関係。「競争的」か「協調的」か
②発想の方向性。「革新的」か「伝統的」か
③判断の基軸。「情緒」か「理性」か
④評価ポイント。「行動」か「思考」
⑤行動の傾向。「スピード」か「緻密」か
どの言葉も抽象的なので、自分なりに解釈したものをお伝えしたいと思います。
周囲との関係は競争的か協調的か?
中間テストや模試があった際、あなたは友人に、「〇〇、何点だった?」とよく聞いていた人でしょうか?
部活動に所属していた際、よく仲間に勝負を仕掛けにいってた人ですか?(バスケだと1on1など)
これがYESだとすると、負けず嫌いな方と思われますので「競争的」な環境の方がいいのかもしれません。
反対に、これらをされるのが嫌だった人は、「協調的」な人かもしれませんね。
発想が革新的か伝統的か?
これは、良いアイディアの基準が「それは今までに見たことがない面白いものだ!」か「過去のアイディアをパクって自分なりに応用したもの」か、あなたはどちらが面白いと思うか?と捉えても大丈夫かと思われます。
まだ何を言っているかわからないと思いますので、1つ例え話をします。
つい最近、車のメーカーの時価総額で1位だったトヨタを、越える企業が現れました。
イーロンマスクがCEOを務めるTesla(テスラ)です。
参考:時価総額「トヨタ超え」のテスラ、その今を紐解く
テスラの発想はとても革新的で完全電気自動車や全自動運転など実現できないアイディアを実現させてきました。
しかし、テスラは車の販売方法も面白いのです。
1000万円以上する車の決済をすべて、ECで行うのです。
テスラのホームページはこちら
ここで言いたいことは、人類が全く考えつかなかった全自動運転のような革新的なアイディアが良いか?それとも他の業界では当たり前となってきたECを車の販売に活かすというアイディアが面白いと思うか?
あなたはどちらが面白いと思いましたか?
全自動運転を選んだ場合は革新的と、ECでの販売を面白いと思った方は伝統的と思ってもいいでしょう。
判断の基軸が情緒か理性か?
中国で生まれた信用スコア制度のニュースを見て、自分の生き方をデータで判断されるのは嫌だ!と思う人は情緒タイプかもしれませんね。
むしろ、データでしか判断しちゃダメでしょ!と思っている方は理性かもしれません。
話がピンとこなかった人はこちらを確認:中国で受け入れられた信用スコアは、なぜ日本で炎上するのか?
評価ポイントが行動か思考か
成果の出し方は人それぞれです。成果を出して評価されるのは当然です。
しかし、社会人経験が少ないと成果が出ないことが99.99%です。
だとすると、成果を出すために行った努力を、行動回数で判断されるのか?、それとも行動に移す前の戦略で判断されるのか?
もしあなたが上司だとしたらどっちを評価するでしょうか?
行動の傾向がスピードか緻密か?
これは成功確率が高いものか低いもの、どちらが好きか?を問われていると判断しても問題ないでしょう。
もしあなたが漫才師を目指していたとします。
相方と「それ面白いやん」と話し合いで決めたものをネタを書き、たくさんステージで披露していくのが好きか?(成功確率は低いけど、改善できる回数が多い)
もしくは、お笑い好きな女子高生に焦点を当てることで、人気を獲得していくという戦略を立てた上でネタを書き、ステージで漫才を披露していくか?(成功確率は高いけど、漫才を披露する回数が少ないか?)
あなたはどちらの傾向があるでしょうか?
以上、5つの判断軸を自分なりの解釈を添えて紹介しました。
この判断軸をもとに会社を見てみると、あなたにぴったりの会社がみつかるかと思います。
しかし何より大事なのは、まず自分を知ろうとすることです。
自己分析についての記事も書いてますので、そちらもチェックしてみてください!