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グループワークの役割は色々あります。
今回の記事では役割についての説明と、企業がどのようなポイントをチェックしているのかを役割別で徹底解説します。
はじめに
就活生のなかには、グループワークを控えている方も多いことでしょう。グループワークに臨む際は、参加者が担うべき役割についてしっかり理解しておく必要があります。
そこで今回は、グループワークの役割について詳しく解説します。各役割の評価ポイントや、役割がない人たちがグループワーク中にやるべき仕事などについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
グループワークとは?
採用選考の際、面接の代わりに実施されることがあるグループワーク。グループワークでは、出題テーマについてグループで討論し、導き出した結論や制作物を発表します。企業側はグループワークを通して、参加者のコミュニケーション能力や協調性などをチェックすることが可能です。
グループワークでの役割分担
グループワークに必要な役割は以下のとおりです。
・進行役
・書記
・タイムキーパー
上記の役割について詳しく解説していきます。また、役割がない人たちがグループワーク中に、何をすべきかについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
進行役
進行役は、グループワークの最中に討論の内容をまとめたり、調整したりする役割です。メンバーの発言をしっかり聞きつつも、異なる見方で意見を述べるなどして、多様な意見が出るよう働きかけます。
発言していないメンバーから、意見を引き出すのも進行役の務め。無理やり聞き出そうとするのではなく、相手が発言しやすくなるよう、話を振ってあげるのがポイントです。
進行役は、各メンバーに仕事を振ったり、テーマから話が逸れた際は軌道修正したりする必要もあります。メンバーからさまざまな異なる意見が出た際は、上手くまとめて結論につなげます。結論が導き出せたら、説得力のあるプレゼンテーションにすべく、練習時間を確保してください。
また、制限時間内にプレゼンテーションを行えるよう、タイムキーパーと連携し、残り時間を意識しながら進めなければなりません。
このように、進行役にはやるべきことや考えるべきことがたくさんあります。難しい役割ではありますが、成功させることができれば人事から高評価を獲得できる可能性がありますよ。
人事から評価される進行役とは?
進行役は良くも悪くも一番目立つ役割です。自分の意見を押し付けるのではなく、広い視野を持って、参加者全員を議論に巻き込んでいく力があるかどうかが重要。
書記
書記は議論の内容を要約して記録する役割です。グループワークの最中はメンバーの話を集中して聞きながらも、意見をまとめなければなりません。また、進行役が議論を誤った方向に進めていないか、確認するのも書記の仕事です。
グループワークで書記を務める際は、グループで出た意見をしっかり把握し、分かりやすくまとめることを意識しましょう。話の内容の要約を箇条書きでメモしてください。誤字脱字に注意しつつ、キレイな字で書くのもポイントです。
なお、よくある書記担当者のミスは、自分の意見を述べることを忘れ、書くことに必死になってしまうこと。メンバーの意見を記録しつつ、自分の意見も言うようにしてください。
書記は傾聴力と要約力が必要とされる、難しい役割です。グループワークにおいてしっかりと書記の役割を果たせるよう、他者の意見を聞いてその要約を書く練習をしておきましょう。書くことや発言すること、進行役のミスリードのチェックなどを上手く並行して行えれば、高評価につながりますよ。
人事から評価される書記とは?
書記を務める際は、論理的に物事を捉えられるかが重要です。ただのメモ係になるのではなく、記録していく中で気づいたことを発言し、議論を深める役割になれるかを見られています。
タイムキーパー
グループワークの役割のなかでも希望者が多いタイムキーパー。グループワークの時間を管理する役割です。タイムキーパーは、進行役や書記と比べると難易度は低いのですが、やるべきことがたくさんある役割です。
タイムキーパーを務める場合は、グループワーク開始前に「議論の時間〇分、プレゼンテーションの練習時間〇分」といった形で、大まかな時間計画を立てておくと良いでしょう。グループワークでは、最初に決めた時間通りに進まないケースが多いので、余裕を持った時間配分にするのがポイントです。
また、タイムキーパーの仕事はただ時間を測るだけではありません。必ず時間内に終わらせる必要があることから、場合によっては時間を短縮した方が良い箇所を判断する必要があります。時間が余った際は早く終わり過ぎないよう、時間配分を修正するのもタイムキーパーの務めです。
時間内に発表まで終えられるよう、残り時間を確認しつつ、進行役とも協力し合わなければなりません。そのため、タイムキーパーは、コミュニケーション力が必要な役割でもあるのです。
人事から評価されるタイムキーパーとは?
結論を出すまでに無理のないスケジュールを立てることは大前提ですが、時間管理をしているだけでは評価は上がりにくいです。積極的に発言し、議論を発展するのに貢献していくことが重要です。
役割なし
上記の役割を担わない人たちは、それぞれの役割のサポートをします。先ほどお伝えしたとおり、書記役の人は進行役が議論の話が逸れていないか、確認しておく必要があります。しかし、書記役の人が話の内容を記録するのに苦戦していることに気づいたら、役割がない人たちがサポートしてあげると良いでしょう。
役割がない人たちは役割がない分、話し合いに集中できるはずです。また、役割のある人たちと比較すると目立たないので、積極的に発言することが重要。
役割なしの人たちが人事に評価されるポイントとは?
役割がない人たちは、役割がないからこそ議論を客観視できる立場にあります。積極的に議論に参加することはもちろんですが、役割を持った人が上手く機能していない時にサポート役に回るなど、柔軟に立ち回る能力があるかが見られています。
その他の役割
上記でご紹介した役割のほか、グループワークによってはアイディアマンや発表者、監視役といった役割があります。それぞれの役割について以下で簡単に解説します。
アイディアマン
アイディアマンは議論の活性化を図るため、さまざまな意見を述べる役割です。他のメンバーよりも多くのアイディアを提供し、積極的に議論に加わっていく姿勢が求められます。なるべく良い意見を出すことが大切ではありますが、意見の質より量を重視することがポイントです。
発表者
発表者は最後のプレゼンテーションの際に、議論の結論を発表する役割です。論理的に話すことが得意な人は、発表者役をやってみると良いでしょう。発表の際は結論ファーストで述べるのがコツ。聞き手に分かりやすいと思ってもらえる発表を意識しましょう。
監視役
監視役は議論がテーマからズレないよう、監視する役割です。議論の内容がテーマからズレた際は軌道修正したり、決められた時間内に結論を出せるよう、話し合いに参加しつつスケジュールを管理したりします。
グループワークの役割の決め方
グループワークを開始する前に、役割を決める時間があると思います。まずは進行役を決め、その後他のメンバーによる立候補で役割を決めていくのが、よくあるパターンの一つです。
上記でご紹介した各役割の特徴を理解した上で、できそうな役割を務めるようにしましょう。自分がどの役割が得意でどの役割が苦手かを把握するため、事前に就活生の友人たちと一緒に、グループワークの練習をしておくのがおすすめです。
なお、グループワークでは、役割分担も評価されている可能性があります。他のメンバーともめたりしないよう、協力し合うことを意識してくださいね。
まとめ
グループワークにはさまざまな役割があることが分かりました。議論の内容をまとめたり、各メンバーに仕事を振ったりする進行役は、難しいけれど高い評価を得られる可能性のある役割です。
ただ議論の内容を書き記すだけでなく、仕事をこなしながら意見を述べることを求められる書記も、進行役と同様難しい役割ですが、成功すれば高評価を獲得できます。タイムキーパーもただ時間を測るだけでなく、他の役割の人たちと協力しながらグループワークを進めつつ、自らの意見を発言する必要があります。
このように、グループワークの役割をこなすことは、簡単ではありません。そのため、この記事でお伝えした各役割の仕事をしっかりと理解しておくことが重要。その上で、友人や先輩に協力してもらい、何度かグループワークの練習しておくことで自信がつくことでしょう。お伝えした人事の評価ポイントも踏まえてグループワークに臨み、高評価につなげてくださいね。