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興味のある業界や企業で働く先輩に、直接お話が聞けるOB訪問。
OB訪問は行った方がいいとよく聞きますが、どのようなメリットがあるか理解できていますでしょうか?
今回はOB訪問を行う利点、実施時期、実際の流れなどをご紹介します。
はじめに
OB訪問を実施することで、気になる企業で勤務する先輩から話を聞くことができますが、そもそもOB訪問にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
今回は、OB訪問のメリットや実施時期などについて詳しく解説していきます。後半では、OB訪問の流れをご紹介しますので、OB訪問を実施予定の方やOB訪問の進め方を知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
OB訪問のメリットとは?
そもそもOB訪問とは、先輩から就職したい企業の情報を得たり、ビジネスシーンで必要なコミュニケーション能力を養ったりすることを目的として実施されるものです。
OB訪問という呼び方は日本独特のもの(和製英語)ですが、一般的に広く浸透しています。OB訪問にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは、OB訪問のメリットを3つご紹介します。
自己理解が深まる
OB訪問には自己理解が深まるメリットがあります。OB訪問を行うことで、あまり興味のなかった仕事が魅力的に思えたり、就職したいと思っていた企業にそこまで魅力を感じなかったりする、といった発見があるでしょう。
このように、OB訪問を通じて自己理解が深まれば、自己分析の精度も上がります。自己分析は職種や業界選びの際に軸となるものです。そのため、自己分析が進んでいない人は、OB訪問を活用して自己分析の質を高めると良いでしょう。
業界研究が進む
OB訪問を行うことで、興味のある業界に対して、抱いていたイメージとは異なる点を発見することがあるでしょう。また、志望企業で働く先輩たちから、具体的な業務内容を教えてもらえます。ネットで検索しただけでは解決しなかった疑問について、先輩に確認することも可能です。このように、OB訪問を行えば業界についての理解も深められます。
したがって、自己分析のほか業界研究が進んでいない人も、OB訪問を実施するのがおすすめです。OB訪問で先輩から知り得た情報を活用して、業界研究を進めてくださいね。
企業とのミスマッチを防げる
OB訪問では業界に対する理解が深まるほか、企業の説明会に参加するだけでは知ることができない情報を入手できます。
たとえば、実際に職場で働いている人たちの人柄や、企業の雰囲気など。こういった情報を知ることで、企業とのミスマッチを減らすことにつながります。
厚生労働省の調査結果によりますと、大卒新入社員の約30%が早期離職していることが分かっています。一生懸命就活をしたにも関わらず、思っていた企業や業界ではなかったという理由で退職することになるのは、あまり望ましいことではありませんよね。そのため、OB訪問を利用して企業に関する情報を取得し、企業とのミスマッチを未然に防ぎましょう。
OB訪問を行う時期は?
OB訪問はいつ実施すべきなのでしょうか。一般的には、就活が始まる3月やその前後に行う人が多い傾向にあるため、3月・4月あたりはなかなかアポが取れないかもしれません。
そのため、12月~2月あたりの早い時期からOB訪問を行うことをおすすめします。OB訪問を早い時期から開始すればアポが取りやすいだけでなく、より多くの先輩と出会い、さまざまな企業を知れるでしょう。
多くの先輩や企業と出会うことで、より一層自己分析や業界研究をブラッシュアップできます。したがって、OB訪問を検討している方は、なるべく早い時期から実施してくださいね。
OB訪問の流れ
つづいて、OB訪問の流れを解説します。OB訪問の流れは以下のとおりです。
① OBを探す
② 電話やメールでOB訪問のアポを取る
③ OB訪問の準備をする
④ OB訪問に行く
⑤ お礼の連絡をする
では、それぞれについて以下で詳しく解説します。
OBを探す
まずはOBを探す必要があります。OB訪問の際は、いろいろな話ができる打ち解けやすい人を訪問すると良いでしょう。したがって、知り合いの先輩を訪問相手に選ぶのがおすすめです。仲の良い友人から紹介してもらえる先輩を訪問するのも良いでしょう。
上記に当てはまる人を見つけられない場合は、学校の就職課に相談したり、OB訪問の申し込みを受け付けている企業を探したりしてみてください。
なお、一般的には気になる企業・業界で働く人たちを訪問することをOB訪問と言いますが、両親やバイト先の店長などの話を聞くのも有益です。さまざまな社会人のリアルな話を聞くことで、社会に対する理解が深まり、新たな発見があることでしょう。
電話やメールでOB訪問のアポを取る
OB訪問は電話でアポを取るのが一般的です。電話でOB訪問のアポを取る際は、以下の3つのステップを参考にしてみてください。
① 相手に話す内容を考え、書き出す
② 訪問相手の会社の営業時間を確認し、朝一や終業間際、昼休みを避けて電話する
③ 電話の際は手元にスケジュール帳、メモ用紙、ペンを用意しておく
電話が苦手で緊張してしまう人は、メールでOB訪問依頼をすると良いでしょう。メールの場合は以下のステップを参考にしてみてください。
① メールの内容が分かるタイトルをつける
(例:OB訪問のご依頼 〇〇大学・自分の名前)
② 宛名に企業名、部署名、相手の名前を記載する
③ 本文には自分の学校名、学部、氏名を入力して簡単に自己紹介する
④ 訪問相手のメールをどのように知り得たのかを明記する
⑤ OB訪問の希望日時を3つほど記載する
⑥ 最後にもう一度氏名、学校名、学部を入力し、連絡先も明記する
⑥ の部分は署名と呼ばれます。以下を参考にして署名を作成しておき、保存しておくと良いでしょう。
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氏名
大学名 学部 学科
携帯番号:
メールアドレス:
***************************************
メールでのアポの取り方をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてくださいね。
【例文あり】OB訪問のメールの書き方(依頼・返信・お礼まで)│新卒採用
OB訪問の準備をする
OB訪問の準備をする際は、訪問相手が勤務している企業のホームページなどを参考にして、業界や販売している商品などについて調べておきましょう。さらに、OB・OGの所属部署に関するリサーチをしておくことで、的確な質問を考えられます。
企業や業界、部署について理解できたら、OB訪問の際にどのようなことを質問したいのか、書き出してください。
質問したいことが決まれば、OB訪問相手にメールで伝えておくのがおすすめです。質問内容をあらかじめ伝えておくことで、先輩があなたの質問に答える準備ができます。そのため、企業や業界の深い話を聞けるかもしれません。
OB訪問で聞くべき質問に関しては、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
【保存版】OB訪問で聞くべき質問25選
OB訪問に行く
OB訪問当日は、質問を記載した用紙、メモ、ペンを忘れずに持って行ってください。先輩から聞いた内容を忘れないよう、メモを取りながら話を聞くと良いでしょう。また、自分が考えた質問の回答を聞くことだけを目的とせず、先輩との会話が盛り上がるよう意識するのもポイントです。
なお、当然ですがOB訪問の日は遅れないように気をつけてください。約束の時間の10分前には待ち合わせ場所に到着するようにしましょう。OB訪問後は、先輩があなたのために貴重な時間を割いてくれたのですから、別れ際にしっかりお礼を言うようにしてくださいね。
お礼の連絡をする
上述どおり、OB訪問のために先輩は時間を作って貴重な話やアドバイスをしてくれます。そのため、別れ際にお礼を言うだけでなく、お礼のメールも送ってください。メールには感謝の気持ちや感想を盛り込み、OB訪問の当日か、遅くとも次の日の午前中に送ると良いでしょう。
先輩の話を聞いて、やはりこの企業に就職したい!と思えたら、「また相談させていただきたい」といった内容もメールに記載しておくと良いですね。
まとめ
OB訪問を通じて自己理解が深まったり、企業とのミスマッチを防げたりといったメリットがあることが分かり、OB訪問に興味を持った人も多いことでしょう。
先ほどお伝えしたとおり、OB訪問を実施する場合は、なるべく早い時期から開始してください。ご紹介したOB・OGの探し方やアポの取り方などを参考にして、先輩たちから就活に役立つ貴重な話を聞いてきてくださいね。