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ガクチカを書く時、手が止まってしまう就活生の皆さん必見です。
アルバイト・部活・サークル経験など、エピソード別のガクチカの例文を5つご紹介します。
例文を見て、実際にガクチカを書く時の参考にしていきましょう。
はじめに
エントリーシートや面接でよく質問される、ガクチカ。
採用担当者の心を掴む魅力的なガクチカを作りたいものの、上手く書けず苦戦している就活生もいることでしょう。
そのような就活生は、例文を参考にしてみてはいかがでしょうか。
今回は、ガクチカの例文4選をご紹介します。例文のほか、ガクチカが簡単に書けるようになるフレームワークも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ガクチカの書き方とは?
ガクチカを書く際は、フレームワークが役立ちます。ガクチカの例文をご紹介する前に、まずはガクチカのフレームワークをご紹介します。
ガクチカのフレームワークをご紹介
ガクチカを作る際は、フレームワークに沿って書くのがポイントです。フレームワークとは、話の枠組みのこと。
誰でも簡単にガクチカが書けるようになるフレームワークは、以下のとおりです。
1.概要:学生時代どんな経験をしたのか
2.動機:なぜその取り組みに力を入れたのか
3.課題:どのような課題・問題が生じたのか
4.行動:その課題・問題をどう対処したのか
5.結果:対処した結果どのように改善されたのか
ガクチカの例文4選
ここからは、ガクチカの例文を4つご紹介します。
フレームワークに沿って書きつつ、以下の例文を参考にすることで、より簡単にガクチカが書けますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ガクチカ例文:ゼミ・研究
ゼミ・研究のエピソードを使ってガクチカを書く場合、研究結果だけを伝える内容にしないよう気をつけてください。結果だけでなく、研究テーマを選択した理由や、活動内容を具体的に記載すると良いでしょう。また、研究中に発生した課題への対処法も盛り込んでみてください。
【例文】
●概要
私はゼミで企業の労働環境について研究しています。その研究を進めていく中で、私は一つの成果に向かって妥協せずに取り組む大切さを学びました。
●動機
私が企業の労働環境について研究しようと思った理由は、就職後の様々な事象が日々ニュースで取り上げられている中で、企業の労働環境の実態について知りたいと思ったからです。
●課題
最初の研究方法としては、労働問題に関する文献を読み、知識を深めていました。しかし、最終的に発表レポートをまとめる時、文献を読んでいるだけでは、労働環境の実態を知るのに限界があると感じました。
●行動
そこで私は地元の企業に、工場見学と労働環境アンケートの調査に協力してもらえないか交渉することにしました。
●結果
最初はなかなか協力してくれる企業がなく、研究もなかなか進まない状況でした。しかし、諦めることなく交渉し続け、最終的には30社もの企業が私の研究に協力してくれました。
●学び
この経験から、私は何事にも諦めずに取り組んでいれば、目標は必ず達成できるのだと学びました。
ガクチカ例文:サークル・部活
サークルや部活はさまざまな役職やイベントがあることから、書きやすいテーマの一つです。サークル・部活におけるマネジメント経験がある方は、ガクチカにその経験を盛り込みましょう。マネジメント経験とは、自分が考案したトレーニングメニューに切り替えた後、試合で優勝した、といったものです。
その他、イベントの企画やサークルを運営していくためのサポート、会計担当などのエピソードなどを用いて、魅力的なガクチカを作成しましょう。
【例文】
●概要
私は大学でアメフト部での活動を通し、主体性の大切さを学びました。
●動機
私がアメフト部に入部した理由は、大学で今まで経験してこなかった事に挑戦したかったからです。それで12年間続けてきたサッカーを辞め、アメフト部に入部することを決意しました。
●課題
私が所属する部は、部員数が少ないことが原因による選手層の薄さが課題でした。そのため、試合中にケガ人が出ると、代わりに経験の浅い1年生が出場しなければならない状況でした。
●行動
その状況を改善するため、私は3年生の時に勧誘リーダーに立候補し、勧誘方法の根本的な見直しを行いました。例えば、新入生への声掛け方法をマニュアル化し、人によって勧誘方法に差が生まれないようにしたり、SNSの投稿に力を入れることを提案したりしました。また部員の得意不得意に合わせて、役割を適当に振っていきました。
●結果
その結果、25名の新入部員を獲得することができました。この数は例年の2倍以上です。
●学び
この経験から、私は課題を見つけた時にそれを放置するのではなく、自ら主体的に行動を起こしていく重要性を学びました。
ガクチカ例文:長期インターンシップ
長期インターンでの勤務経験は、就職後に活かせるケースが多い傾向にあります。また、他の学生たちとの差別化も図ることも可能です。そのため、長期インターンに参加したことのある就活生は、長期インターンでの経験を使ってガクチカを書いてみてください。
長期インターンで得た学びやスキル、それらを今後企業でどう活かしていくのか、といった内容を盛り込めば、採用担当者を惹きつけるガクチカに仕上がるでしょう。
【例文】
●概要
大学3年の4月からインターネット広告代理店での長期インターンで、リスティング広告を運用した経験です。
●動機
web広告業界を志望していた私は、実務経験を通して業界知識を得たいと考え取り組みました。
●課題
運用を始めたばかりの頃、各業務の中で特に苦戦を強いられたのはレポート分析です。1か月間広告配信した結果を踏まえ、成果に繋がるための改善施策を実行する必要がありました。
最初はどんな施策を打てばいいのか分からず、場当たり的に未実施のメニューを実行しておりました。しかし、ある日上司より「君の行う施策には仮説(意図)が欠けている」という指摘を受けました。
●行動
それからはレポートで問題(目標と現状のギャップ)を確認し、それが生じているであろう課題を設定してからその課題に応じた施策を行うようにしました。
●結果
そうすることにより以前よりも施策の成功率が上昇しました。
●学び
この経験から物事を階層化し、掘り下げる視点を身につけることができました。
ガクチカ例文:長期留学
長期留学もガクチカに使えるテーマの一つ。ガクチカには、どんな環境でどのような授業を受けていたのかを、具体的に記載してください。語学力を身につけるために留学に行った場合、留学後に受けたTOEICのスコアの伸び率や、英検準1級に受かったといったエピソードを書くと良いでしょう。
語学以外の専門分野を学んだ場合、どのようなことを学んだのかを読み手にとって分かりやすく記載するのがポイント。専門用語を使う場合は説明を付け加え、誰が読んでも理解できるガクチカを目指しましょう。
【例文】
●概要
私は大学で10か月間アメリカに留学し、誰とでも打ち解けられるコミュニケーション能力を身に着けました。
●動機
アメリカへの留学をしようと思ったきっかけは、内向的な自分の性格を変えたかったからです。自分を変えるためにも、自分にとって厳しい環境に身を置こうと思い、留学を決めました。
●課題
しかし、私の留学先には日本人の留学生が多くいました。厳しい環境で自分を変えようと思って留学に来たのに、気づくと私は日本人とばかりコミュニケーションをとっていました。
●行動
このままでは留学に来た意味がないと思った私は、留学生向けに開講されている授業ではなく、現地の学生が履修している授業を積極的に取るようにしました。日本とは違い、グループワークや議論が多い中で、最初は言語の壁もあり、なかなか意思疎通することも難しかったです。しかし、それでも諦めることなく、現地の学生と一緒に学ぶことにこだわっていました。
●結果
その結果、徐々に語学力が上がっていき、問題なく意思疎通することが可能になりました。また、その経験が自分にとっての自信となり、自分から積極的にコミュケーションをとれるようになりました。
●学び
この経験から、私は自分に自信を持つことができ、人と良好な関係を築くコミュニケーション能力を身に着けました。
まとめ
ガクチカを書く際は、冒頭でご紹介した以下のフレームワークに沿って書くのがポイントです。
1.概要:学生時代どんな経験をしたのか
2.動機:なぜその取り組みに力を入れたのか
3.課題:どのような課題・問題が生じたのか
4.行動:その課題・問題をどう対処したのか
5.結果:対処した結果どのように改善されたのか
上記のフレームワークを使用しつつ、今回ご紹介した4つの例文を参考にすれば、素晴らしいガクチカに仕上がるでしょう。採用担当者をうならせる魅力的なガクチカを作って、内定を勝ち取ってくださいね。