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結婚、出産、育児などがある女性にとって、仕事と私生活を両立したいという気持ちは大きいはず。近年、女性の社会進出を後押しするための制度を整える会社も増えてきましたが、本当に女性にとって働きやすい会社とは何か、その特徴をご紹介します。
はじめに
就活生の中には、「成長できる企業である」「大手で安定性がある」といった理由で志望企業を絞り込んでいく人も多いことでしょう。しかし、女性の場合は特に、今だけでなく10年後を見据えて、女性にとって働きやすい会社を探すのがおすすめです。
働きやすい職場で就職できれば、ずっと同じ会社で働き続けられる可能性が高いです。ワークライフバランスを保ち、仕事と家庭を両立させることができるでしょう。
今回は、女性が働きやすい会社の特徴や条件について詳しく解説します。この記事を読むことで、どのような企業が女性にとって働きやすいかを把握できるでしょう。女性が働きやすい会社の証明である「くるみん・えるぼし認定」についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
女性が働きやすい会社の3つの特徴
女性にとって働きやすい会社の特徴は以下のとおりです。
・育児経験のある社員が多い
・出産・育児に関する制度を利用しやすい
・柔軟に働き方を選択できる
上記3つの特徴を以下で詳しく解説します。
育児経験のある社員が多い
将来的に子どもを出産したいと考えている就活生もいることでしょう。育児経験のある社員が多い職場を選べば、出産後も働きやすいと感じられる可能性が高いです。なぜなら、育児と仕事を両立させることができる職場だからこそ、育児経験のある女性が数多く働いているといえるからです。
育児経験のある社員が多いということは、その分周囲の理解も進んでいるでしょう。そのため、子どもが急に発熱したり、子どもを看病するために休む必要があったりする場合、企業の理解が得やすく、周りからサポートしてもらいやすい傾向にあります。
また、管理職などの経営層に育児経験者がいると、さらに育児中の社員の働き方への理解が深く、早退や時短勤務などがしやすい環境である可能性が高いでしょう。
出産・育児に関する制度を利用しやすい
近年、出産・育児に関する休暇制度を整えている企業は多くあります。しかし、制度があるだけで、実際には機能していない場合もあるのが現状です。
気兼ねなく休暇が取りやすい会社だと、出産の際や育児中も働きやすいでしょう。休暇制度を利用した場合に周りがサポートし、業務をカバーできる職場環境であることも重要です。
なお、企業の中には、不妊治療のために休暇を取得できる制度や、子どもが4歳になるまで育児休暇を取れる制度を整えているところもあります。女性にとってやさしい職場を探している方や、出産後は子育てにも力を入れたい方は、このような制度が導入されている企業を探してみると良いでしょう。
柔軟に働き方を選択できる
育児の際には、子どもを保育園に送ったり、学校の行事に参加したりすることもあります。
その際、時短勤務や在宅勤務、フレックスタイムなどの制度が導入されていれば、子どもと過ごす時間も確保でき、ワークライフバランスがとりやすいでしょう。
柔軟な働き方を選べる企業に勤めることができれば、子育てのほかパートナーが転勤する際や、将来介護と仕事を両立させたい場合も、新しい職場を探さずに済むかもしれません。このように、さまざまな働き方を選択できる企業は、あらゆる側面において女性にとって働きやすい職場といえるのです。
くるみん・えるぼし認定とは
「くるみん・えるぼし認定」をご存知でしょうか。女性にとって働きやすい環境が整っている会社は、その証明としてくるみん・えるぼし認定を受けることができます。では、それぞれの認定について詳しく解説します。
くるみん認定
次世代育成支援対策推進法に基づき、行動計画における所定の要件を満たした企業が受けることができる認定です。くるみん認定を受けるには、定められた法定時間外の労働時間や、女性労働者の育児休業取得率、男性育休取得率などを満たす必要があります。
くるみん認定企業は、くるみん認定マークをホームページ、商品、広告などに使用することが可能です。なお、くるみん認定企業のなかで、より高い水準の要件を満たす企業には、「プラチナくるみんマーク」が付与されます。
えるぼし認定
女性が勤務しやすい職場環境を整えていると認められた場合、厚生労働大臣により受けることができる認定です。認定基準には、継続就業、豊富なキャリアコース、働き方などの5つの項目が定められており、えるぼし認定企業は1,134社存在しています。(2020年9月時点)(※1)
認定を受けた企業は、「えるぼし」の認定マークを付与されます。企業は広告、商品、求人票などに認定マークを使うことが可能です。なお、5つの項目に加えより高い水準の条件を満たす企業には、「プラチナえるぼし」と呼ばれる認定を受けることができます。
※1
参考元:厚生労働省「女性活躍推進企業認定「えるぼし・プラチナえるぼし認定」」
まとめ
育児中や育児経験のある社員が多く、出産・育児関連の制度を利用しやすい企業が、女性にとって働きやすい企業であることが分かりました。また、時短勤務や在宅勤務など多様な働き方ができる企業も、女性にとって働きやすくおすすめの企業といえます。
この記事でお伝えした特徴に当てはまる企業に入社すれば、退職したり大きなストレスを感じたりすることなく、働きながら出産や育児をすることができるでしょう。また、女性が働きやすい職場を探している方は、企業のホームページやパンフレットを確認し、くるみんマークやえるぼしマークを探してみてくださいね。