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「グループディスカッション(GD)の当日に向けた対策はありますか?」そんな質問を耳にします。
今回は、今日から取り組めるグループディスカッション(GD)に向けての対策を紹介します。
はじめに
今回の記事は前回の続きとなっています。
こちらの記事ではグループディスカッション(GD)で人事が見ているポイントや、当日の流れを紹介しています。まだご覧になってない方はこちらからどうぞ。
対策その①|情報収集する
グループディスカッション(GD)当日にむけてすべき対策の1つ目は、情報収集です。
まず、最低限の準備として、基本的な知識は持っておきましょう。
例えばグループディスカッション(GD)のお題でよくあるのが「コンビニの売上を1.5倍にする方法を考えなさい」といった「課題解決型」のテーマです。
このお題に回答するには、そもそも「売上を上げる方法」を知らないとスタートラインにすら立てません。
少し小難しくなりましたが、結局のところ売り上げを上げるには
A:新規客を増加させる
B:流出客を減少させる
C:商品単価を上げる
D:商品数を増加させる
E:購入回数を増加させる
この5つしかないのです。
ここまでアクションプランが明確になれば、あとはどのようにしてA~Eを実現するかアイデアを出すだけですよね。
ちなみにこの売上を上げる方程式はよく使うのでぜひ覚えておきましょう。
また、この売上の方程式は最小限の基礎知識ですが、もしあなたが人気企業を受けようと思っている場合や、選考の最終フェーズに近いグループディスカッション(GD)なのであれば、より専門的な知識が必要とされます。
グループディスカッション(GD)ではその業界に関係あるテーマを出されることも多いです。チームに貢献するためにも、業界における知識は付けておきましょう。
業界動向の情報収集としておすすめなのは、「日本経済新聞」です。スマホから見れるデジタル版もあります。ただこちらは月に4,900円かかってしまいますが、就活を終えるまでの期間だけでも契約しておくのがおすすめです。
確かに高く感じますが、あなたがこれをきっかけに第一志望に合格できればこのかかったお金はコストではなく投資へと変わります。
少し話がずれて恐縮ですが、あなたがその業界に興味があることをアピールするためにも業界のビジネスモデルや、直近のニュースについては知っておきましょう。GD当日のアイデア出しが簡単になります。
対策その②|場数を踏む
グループディスカッション(GD)当日に向けてすべき対策2つ目は、場数を踏んでおくことです。
先ほど知識をつけることが大事だと言いましたが、グループディスカッション(GD)で人事が見ているのはあなた個人ではなく、あなたのグループ内での立ち位置です。あなた個人が光っていてもそれだけでは合格できません。
以前の記事でも述べましたが、グループディスカッション(GD)を受ける上で忘れてはいけないマインド。それは、「グループのメンバー全員で受かる」というものです。
話が逸れましたが、チームを勝利に導くにはグループでの立ち振る舞いや、他の学生の動きを実際に肌で感じ取る必要があります。
そのためには実際にグループディスカッション(GD)に参加して場数を踏むほかありません。数をこなせばこなすほど上達します。
グループディスカッション(GD)に本選考以外で参加する方法としては、1Dayインターンでグループディスカッション(GD)をメニューとしている企業に参加したり、大学のキャリアセンターで練習するなどがあります。
グループディスカッション(GD)の合否は運ではありません。実力です。
受かる人はいつも受かるし、落ちる人はいつも落ちます。場数を踏んで確実に実力をつけましょう。
対策その③|意識を変える
グループディスカッション(GD)当日に向けてすべき対策3つ目は、あなたの意識を変えることです。
最後だけ精神論的な話になりますが、グループディスカッション(GD)が得意な人(いつも受かる人)には2つの特徴があります。この2つを意識していれば合格の可能性はぐんと上がります。
話し上手である以上に聞き上手
グループディスカッション(GD)が得意な人は、他のメンバーが発言している際の姿勢もすばらしいです。
グループディスカッション(GD)当日や、練習に参加する際は「相手の目を見る」「適切に相槌を打つ」「人の意見に肯定的に反応する」「対立する意見も素直に聞く」などを意識しましょう。
特に、議論が白熱すると、ついつい自分が持ってきたい話の方向に進めたくなりがちです。しかし、相手の意見を真っ向から否定するのは減点対象になります。
もし相手と意見が異なってしまった場合は、真っ向から否定せず、まずは肯定から入りましょう。そして切り替えしの際は、余白のある伝え方を心掛けましょう。「こういった考え方もあると思うのですが、どうですか?」と相手を否定しないようにしましょう。
余白のある伝え方についてはこちらの動画で解説されています(1:03~)
主体性を持っている
同じくグループディスカッション(GD)が得意な人に共通する特徴として、議論を自分が引っ張ろうとする主体性が伺えます。
議論を引っ張るとなると司会やリーダーといった役職を務めることではありません。「多く発言する」「対立意見を調整する」「場の雰囲気を明るくする」など役職がなくても会議を活発にする方法はいくらでもあります。
このように議論を活発にすれば、あなた自信の評価に繋がりますし、「あのグループはいい雰囲気だったな」とグループ全体での評価にもなります。
司会や初期など何かの係についていようがいまいが、役割がないわけではありません。むしろメンバーこそが主役です。当事者意識を持って活発な議論を心掛けましょう。
参考|絶対内定2022 面接|著:杉村太郎、熊谷智宏